noah777のブログ

ミッションノア

中村久子の改心

横臥されている女史(注:座古愛子)のお顔は、口絵の写真より以上に美しい。神々しい観音様のように温かい。…この時の印象は終生忘れることができません。女史とは初対面なのに、目と目を見交わした刹那、涙は堰を切って流れ出しました。不自由な者のみが知る苦痛の境地、そして重度の障害者のみに与えられた魂の交流する世界―それはどんなに尊い数秒だったことでしょう。ようやく涙の顔を上げて言葉を交わし、語りつ語られつするうちに、…生きているのではない、“生かされている”―と、当時無宗教だった私にも、心の底に無言の声がはっきりと響きました。(中略)初めて心の眼が覚めました。いいえ私が覚めたのではなく、女史によって覚まして頂きました。…それ以来親を恨み世を呪うことはやめました。」

座古愛子さんの祖母は、クリスチャンで、盲人でし

たが、祖母と愛子が盲人になりそうになりましたが、祖母が盲人となり、愛子が助かりました。

愛子が盲人にならなかった事を神に感謝していたと言います。

愛子さんは、文筆の才能がありました。

体が不自由となった時に神に不満を言うのでなく、生かされている事に主イエスに感謝できたのは、信仰、神の愛、人類の為に流された十字架上での血潮故であったのだと私は思います。

人の力では成す事ができない愛が、不可能を可能としたのだと私は、思います。

伝道師 吉川 智明